報告者:家庭防災部
9月に入り稲穂も黄金色に変わりはじめる季節、のはずですが、まだまだ暑い日が続きますね
そんななか、師岡町会館には小さなお友達と保護者の方が『こども救急救命教室』にお集まりくださいました
教室では港北消防署員の指導のもと、心肺蘇生法、AEDの使い方などを実際に体験します
心肺蘇生法やAEDの体験
港北消防署の方がお持ちいただいた心肺蘇生法の説明に使用する人形に
興味津々のお友達も!
練習用の人形には乳児(1歳未満)のタイプもあるんです
保護者が心肺蘇生を体験しているあいだ、家庭防災員が子供をお預かりして見守ります
意識無し・呼吸無しの乳児に対する心肺蘇生法のポイント
胸骨圧迫は片手の指2本で
(左右の乳頭を結ぶ線の真ん中から指一本分下の辺り)
強く(胸の厚さの約3分の1沈むくらいが目安)
早く(1分間に100から120回のテンポで30回連続)
次に、人工呼吸はまず気道を確保し空気の通り道が出来たら
自分の口で乳児の鼻と口の両方を同時に覆うようにして息を吹き込みます
AEDは乳児にも使用できます
成人と違い、AED電極パッドの貼り方は胸側と背中側に貼ります
質問いろいろ
心肺蘇生法の体験にに続き、日常に起こりうるこどもの誤飲や火傷、けいれん等への対処について保護者の方から次々に質問がありました
写真は、誤飲の際の吐き出させ方についてです
背中を手のひらでたたく方法と、後ろから両手を回しておなかを圧迫する方法(乳児は除く)について人形を使い分かりやすく説明してくれます
乳児の場合は首がすわっていないため、顎を写真のように保持して背中をたたく方法があるとのこと
この教室を共催する 師岡ひまわり(師岡社会福祉協議会)の皆様により、来てくれた小さなお友達のために可愛いお菓子をご用意しました
ご協力いただきました港北消防署の皆様ありがとうございました
港北消防署のお二人がお帰りになるとき、こどもたちが手をふってお見送りしてくれる様子がものすごくほほえましかったです
おまけ
幅広い急病やケガへの応急手当に関する情報配信やイベントについて、行政が実施しているものもいくつかあるようなので、ちょっと覗いてみるのも良いですね
(以下の情報は2019/9/3時点のものです)
- 9月7日(土)横浜市民防災センター 「救急消防フェア」開催予定
- 横浜市救急受診ガイド (サイト上で該当する症状を選択すると、緊急度や受診の必要性を判断できます)
- 港北区による「こどもの救急医療講座」(2019/8/29実施済)