3.11東日本大震災から8年が経ちました
今も多数のボランティア団体が現地に出向いて復興支援や、
現状の発信などの活動を行っています。
まだ大規模災害の経験のない師岡町も4年前から住民の皆様に
向けて「防災知恵袋展」の開催を始めました。
そのほか、防災グッズの展示、MY減災マップ作り、
ローリングストック法、減災セミナーなどのイベントを
行いながら防災、減災の事を発信してまいりました。
今回の「防災知恵袋展」を開催するにあたって少しリサーチ。
世間話のついでに「防災の対策、何か準備をしているか」を聞いてみると
水を少し準備している以外、特に対策はしていない方が多かった。
日々の生活に追われて「防災・減災」は「そのうちに」
大きな災害に見舞われて、幸いにも死ななかった時、その後の避難生活の中で生きる為に必要なのは食べる事。
どんなに悲惨な状況でも、温かくて美味しいもの、日ごろ食べているものを自宅避難生活で食べることが
出来たならホッとしますよね。
でもガスや水道、電気が止まってしまったらどうしよう。
見たことが無い、やった事が無い事はイザとなっても出来ないと思うので
体験をしてもらいたいという思いから今回の「防災知恵袋展」では
水とカセットコンロが有れば出来る「袋調理のカレー」と「袋調理のごはん」作りを体験してもらいましました。
洗い物、排水の無い調理法です。
防災知恵袋展はこれだけではありません。特別な防災食が無くても自宅の常備品で食事を作るローリングストック法
防災グッズの展示、トイレの事、ペット対策、三角巾の使い方、AED体験、煙体験、通電火災の予防法、
手作り防災グッズなどなど。師岡町会館全館を使って情報が満載のイベントでした。
煙体験(人体に害のない煙) AED体験
ペット対策 トイレその他防災グッズ
大規模な地震が起きると目に見えない場所で断線している事も。火災で財産や人命を失わない為の対策
ローリングストック法とコップ1杯の水で茹時間約1分の水漬けパスタの紹介
熱源は枯れ枝など。調理器具ロケットストーブ 太陽光を集めて調理するソーラークッカー
会場で書いていただいたアンケートを見ると、煙体験、AED体験
袋調理などの体験が良かった。
知らなかった防災グッズを見ることが出来てよかった。
年に2回行って欲しいなどの貴重なご意見を頂きました。
見たこと、やった事が無い事は、イザという時に
出来ないという考え方で、
ワークショップ形式の袋調理体験を行ってよかったと思いました。
年に2回というご意見に、努力をしたいところですが、
開催に向けて5か月という期間を準備に費やしています。
年に2回出来るかは今後の検討事項とさせて頂きたいと
思いますがこの事から、
防災減災に関心はお持ちであることは分かりました。
行動を起こすキッカケが有れば良いのですね。「防災知恵袋展」がそのキッカケになればと思います。
さあ、次回は皆さん何を体験してみたいですか?
本棚にも置ける備蓄用トイレ(100回分)