仲町内会のスタンドパイプ式初期消火器具を使った放水訓練が、先日、梅の丘公園で港北消防署、消防団のご指導、ご協力のもと50名を超える参加者で行われました。
以下はこの訓練に参加した仲町内会の家庭防災員の体験記です。
<体験記>
スタンドパイプは
・消火栓の蓋と栓の開閉棒
・取水口とホースをつなぐポール
・ホース3本
が一体にセットされています。小学高学年なら1人で十分に移動できる作りです。
1、スタンドパイプの保管場所の確認
2、消火栓の蓋に棒を引っ掛け持ち上げながらずらします。ぎっくり腰に注意です。
1名は棒を消火栓に差し込み回して開栓します。
(地方自治体の中では横浜市だけが通常の開栓とは逆回しで開けるそうです)
きれいな水になったらポールをセット
3、2と同時に他の人はホースを延ばし、ポールとホースを順につなぐ。
3名のうち1名はホースを見守り、2名はパイプ先端担当
4、ジョイントの安全確認をして放水開始
親子を交え放水体験しました。私(女性、55歳)も参加しましたが、補助の方がいないと水の開閉レバーが
動かせませんでした。水圧がかかると重いです。
見るとやるとは大違い ! 体験、訓練が大事です。
<体験後記>
火災は自宅で消火できるのが一番ですが、無理と判断したら、大声で火事を近所に知らせることから始まります。。
さて、
大声が出せるだろうか?
近所の人は出てきてくれるのか?
スタンドパイプを使うには最低でも使用方法を知っている4人の人が必要なのに。
大規模災害となれば消防車、救急車はまず来ないでしょう。
目の前で炎に包まれてゆく我が家をオロオロしながら見るしかないのか?
隣の家どころか辺り一帯焼けてしまうかも知れない。
後日の通電火災もあるかも知れない。
スタンドパイプが使えれば防げる火事もある。
想定外だらけの今、せめて想定できることへの準備・訓練はしておきましょう。
いざという時、スマホで検索??? 誰を呼ぶのですか?
気軽に声を掛け合えるご近所のつながりは一番の安心・安全の担保でしょう。
家と名前のわかる同じ班の方での練習がベスト、近所の方と誘い合って訓練に参加しましょう!
なお、11月10日(日)に師岡小学校で防災訓練(地域防災拠点開設訓練)が行われます。この機会にぜひご参加下さい。